なんで?どうして?

ドラゴンズ

2022年度ペナントリーグも本日(5/22)で44試合を消化しました。今年は全143試合の予定ですので、およそ3分の1の試合を消化したことになります。
今日は交流戦開始直前の5試合をまさかの全敗で終えた今週の戦いっぷりについて振り返ってみたいと思います。

今週の敗因は?

では、今週の負けっぷりを簡単に振り返ってみます。

  • 5/17(火)
    中日 0:4 DeNA
    好投手今永の前に散発4安打13三振を喫し、完封負け
  • 5/18(水)
    中日 6:7 DeNA
    天敵ロメロを相手に5点先行され苦しい展開から、6回に追いつく粘りを見せたが、直後の7回に再び勝ち越されて競り負け。
  • 5/20(金)
    広島 11:5 中日
    初回1アウトも取れないうちにグランドスラムで4点を献上。10点取られた後に5点を返すものの焼け石に水で大敗。
  • 5/21(土)
    広島 10:1 中日
    2回までに9点を取られ序盤から白旗ムード。4回に無死満塁のチャンスを作るもののまさかの無得点。さらには4つの併殺打と、拙攻のオンパレードで大敗。
  • 5/22(日)
    広島 1:0 中日
    なんとか一矢報いようと、柳投手が懸命の投球を見せるも、代打堂林の一発に泣く。柳投手は7回1/3を被安打3失点1の好投も報われず。

と、こんな感じだったわけですが、みなさんご存じの通り、コロナで石川、鵜飼の今年ブレーク中の2人の若武者を欠き、大島、木下は20日から復帰したもののまだ本調子ではなかったりと、戦力が十分ではないことは重々承知しています。しかし私はこの5連敗となった原因は、5/18(水)の采配だと思っており、その理由を説明していきます。

まず、5/17(火)の試合も、初回先頭打者の岡林がヒットで出塁し、次打者がバントの上手な三ツ俣でしたので、500%バントかと思いきや、何の策もなく三球三振したのを見て我が目を疑いました。結局その後はチャンスらしいチャンスはなく、ようやく先頭打者を出塁させた8回には、すでに4点のビハインドとなっており、そのまま打たせた根尾君がゲッツーで終了。この試合に限ったことではありませんが、立浪監督はのん気なのか、序盤のチャンスではガツガツ先制点を取りに行く姿勢が見られないと感じているのは私だけでしょうか?ご存じの通りの貧打線なわけですから、少ないチャンスからいかに泥臭く点を取りにいかないと戦えないのではないでしょうか?
まぁこの日はDeNA今永投手がキレッキレの投球をしていたので、敗戦はやむを得ずということにしておきましょう。

問題はつづく5/18(水)の試合です。
バンテリンドームでは、今まで5回までは完璧なピッチングを見せてくれていた松葉投手ですが、3回に二死ランナー無しから四球、死球、タイムリーからの、ベイスターズの頼れる4番牧選手に一発を浴びるという、なんとももったいない点の取られ方をしたわけですが、まぁたまに打たれるのはしょうがないでしょう。続く5回にも1点を追加され、対するは天敵ロメロ投手ですから暗雲が立ち込めたと言ってもいいでしょう。しかしこの日は打線が発奮します。すぐさま4回には根尾君のラッキーなタイムリーなどで2点を返すと、6回には珍しく打線が繋がり1点差まで詰め寄ると、さらに石橋の見事なセーフティスクイズで、とうとう5対5の同点に追いつきます。勝ち越すまでには至りませんでしたが、苦手のロメロを攻略し、5点のビハインドから追いついたわけですから、流れは完全にこっちにきています。

で、問題はここからです。

  • 前日は完封負けを喫している今回のDeNA戦は昨日、今日の2連戦で明日は休み
  • バンテリンドームでは対DeNAは4戦全敗中である
  • 天敵ロメロから珍しく打線の奮起で5点のビハインドを追いついた

これらのことを考えて、私はこの試合は絶対に勝たなければいけない試合だと思いました。もちろんこの時点ではまだ同点ですので、勝負の行方はどちらに転ぶのかわかりませんが、どうしてもものにしなければならない試合だと感じました。
6回を終えて5対5の同点。ピッチャーのところで代打を出していますので、継投となります。勝利のための最善の継投策は、7回:清水、8回:ジャリエル、9回:ライマルの一択だと私は思いました。
しかしベンチの選択は違いました。

ピッチャー祖父江!

えっ?
いやいや違うでしょ。どう考えても清水しかないでしょと、私はテレビに向かって突っ込みました。
もちろん祖父江投手は実績のあるセットアッパーであり、何度も窮地を救ってきてくれましたが、今日は違うでしょと。

理由はみなさんご存じですよね。祖父江投手は前回のジャイアンツ戦で、5対2の3点リードの状況で7回に登板し、一つのアウトしか取れずに5失点を喫し、大逆転劇を許してしまっており、それ以来の登板です。せっかく追いついて

「さぁ、これからだ!」

という状況でのこの選択は、本当に勝つための最善の選択だったのでしょうか?前回のことがあるわけですので、一度、もう少しプレッシャーのかからないところで投げさせるべきと思ったのは私だけでしょうか?
残念ながら嫌な予感は的中するもので、二死満塁から根尾君の微妙な守備で勝ち越し点を許すと、さらに押し出しの四球で2点の勝ち越しを許します。
せっかくロメロを攻略して追いついた直後のこの2失点はあまりにも痛すぎました。

それでも、8回にマスターの一発で1点差に詰め寄り、まだまだチャンスはあるぞと9回の攻撃を迎えます。
ピッチャーの打順から始まりますので当然代打が出てくるわけですが、得点差はわずか1点でもあり、まずは選球眼の良い郡司でなんとか出塁し、高松はもう出しちゃったので代走は加藤かななどと考えていたんですが、またまたビックリ采配でした。

バッター福留!

いやいやいや、そうじゃないでしょ。なんで1点ビハインドの9回の攻撃の先頭バッターとして、今シーズン24打席でいまだにヒットのない福留をチョイスしなければならないの?フォアボールだってまだ3つしか選んでませんぜ?
案の定、簡単に2つのストライクを見逃し、最後はハーフスイングで空振り三振。追い上げムードが一気になえてしまったのはいたしかたありません。後続も倒れあえなく試合終了。

絶対に勝たなければならない試合の終盤にきて、あり得ない継投、あり得ない代打と2つのミス采配をしたら、そりゃ勝利の女神は微笑んでくれないよね、と感じた試合でした。
勝負事には流れというものがあります。自ら勝利を手放してしまったこの采配こそが、続くマツダスタジアムでの3連敗に繋がったと確信しています。

2022年のドラゴンズのスローガンはみなさんご存じの通り

「All for Victory」

ですが、ベンチは本当に「勝つため」の采配をしてるのかな?と疑問に思った次第です。

ということで今週の悪夢の5連敗を振り返ってみました。


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